柏 なかよし矯正歯科・小児歯科 TEL:04-7199-9911

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部分矯正

部分矯正とは


通常の矯正治療では歯の表面に装置をつけて全体的に歯を動かして歯並びや噛み合わせを整えます。しかし、部分的に歯を動かすことがあります。たとえば、「1本だけ奥に生えている上の歯を前に出してキレイに並べたい」とか、「下の前歯のデコボコしているところだけキレイにしたい」ときには、部分的な矯正治療で済むことがあります。

どんな歯並びにも適するわけではありませんが、部分矯正でキレイな歯並びを手に入れられるかもしれません。お気軽に千葉県柏市明原の歯科医院「柏 なかよし矯正歯科・小児歯科」にご相談ください。

部分矯正と全顎矯正の違い


歯列矯正には、すべての歯を対象とする「全体矯正」と、部分的な歯を対象とする「部分矯正」という2つの治療方法があります。多くの方がイメージする歯科矯正は全体矯正かもしれませんが、最近では部分矯正も注目されています。
全体矯正と部分矯正には、異なる特徴やメリット・デメリットがあります。それぞれの違いを理解し、ご自身に合う治療を選択することが重要です。

部分矯正の特徴

部分矯正の治療では、歯の特定の部分のみを対象とし、通常、1〜2本または3〜4本の歯が矯正の対象となります。部分矯正は、短い治療期間で気になる部分だけを治療することができるというメリットがあり、特に前歯の部分矯正を希望される方が多くなっています。
部分矯正で全体的な歯並びや噛み合わせを改善することはできないため、歯並び全体が気になる方は全体矯正をおすすめします。

全体矯正の特徴

全体矯正の治療では、すべての歯が矯正の対象となります。一般的に矯正というと、この全体矯正をイメージする方が多いのではないでしょうか。
全体矯正では、全体の歯並びや噛み合わせの改善が期待できますが、部分矯正と比較すると、治療期間は長く、治療費も高額になります。

部分矯正の注意点

部分矯正で対応できないケースもあります。矯正の必要がある歯が全体に及ぶ場合や、奥歯の噛み合わせに問題がある場合、または部分矯正によって全体の歯並びに悪影響が及ぶ場合などは、部分矯正が難しくなります。

患者さまのご希望を伺いながら、お口の状態を確認させていただき、部分矯正が可能か慎重に判断いたします。ご不明点などがございましたら、お気軽に担当医師にお尋ねください。

こんな方におすすめ

  • 前歯に気になる「すき間」がある
  • 前歯や横の歯が少しだけデコボコしている
  • 八重歯がある
  • 1~2本だけ上下の噛み合わせが反対になっている
  • 以前矯正治療した歯が少しだけ「あと戻り」してきた
  • 被せ物治療やインプラント治療のために部分的に歯を動かしたい

部分矯正は、正中離開(前歯にすき間があること)や、一部の歯だけがデコボコしている状態に適しています。少し前方に出ているくらいの状態なら、八重歯の治療も可能です。

部分矯正では、一部噛み合わせが逆になっている場合の治療も可能です。1〜2本の少量なら、短い期間で矯正することができます。また、以前全体矯正をしていて、保定期間後にあと戻りを起こしてしまった場合でも、状況によっては治療可能です。

おすすめできないケース

  • 骨格的に問題がある
  • 歯並びが大きくずれている
  • かなり八重歯が突出している
  • 動かしたい歯の噛み合わせに問題がある
  • 全体的に噛み合わせを整えなければならない など

出っ歯や受け口などの骨格的な問題がある場合や、全体の歯並びが大きくずれている場合だと、部分矯正ではなく全体矯正で治療をすることになります。部分矯正だと、歯を動かす十分なスペースが確保できないためです。八重歯が大きく前に突出している場合も同様です。

部分矯正はあくまでも、一部の歯並びや噛み合わせを整える治療法です。抜歯をして大きく歯を動かす必要がある場合や、肩こりや頭痛などの健康状態に支障が出ている噛み合わせを治す場合は、全体矯正で治療をいたします。

当院の部分矯正の特徴


千葉県柏市明原にある「柏 なかよし矯正歯科・小児歯科」で実施している部分矯正には、ワイヤー矯正とマウスピース矯正があります。
部分矯正は、全体矯正と比べて治療期間も短く、費用も抑えられます。どのような矯正方法が良いのか、患者様の口腔内の状態やご希望に合わせて適切に判断し、治療いたします。どうぞお気軽にご相談ください。

部分矯正のメリット

部分矯正には、以下のようなメリットがあります。

気になる箇所だけをピンポイントで治療できる

前歯のすき間や軽度のねじれなど、限られた範囲の歯並びを整えることができるため、全体的な矯正が不要な方に適しています。

治療期間が比較的短く済む

数本の歯のみを動かすため、全顎的な矯正に比べて治療期間が短く、通院回数も少なくて済む傾向があります。

痛みや違和感が少ない

動かす歯が限られているため、矯正による痛みや圧迫感が軽減されることが多く、初めての方にも取り組みやすい治療です。

治療費を抑えられる

装置の数や治療期間が少ない分、費用も比較的リーズナブルです。費用面で矯正を迷われている方にもおすすめです。

取り外し可能なマウスピースで治療できる場合がある

症状によっては、インビザラインなどのマウスピース型矯正装置で対応可能です。食事や歯みがきの際に取り外せるため、日常生活への影響が少なく済みます。

歯を削る治療よりも負担が少ない

セラミック治療などと比べて、歯を削る必要がないため、歯へのダメージが少なく、自然な歯を残したまま見た目を改善できます。

部分矯正の最大のメリットは、前歯のすき間や、少しのデコボコなどの気になる部分だけをピンポイントで治療できることです。全体矯正に比べて装着する矯正装置が少ないため、痛みや治療費、治療期間も抑えられます。一部分を矯正したいけれど費用面が気になっていた方、痛みが心配な方にもおすすめです。

また、口腔内の状態によっては、マウスピースを使った部分矯正が適応になる可能性もございます。取り外しが可能かつ装着していても目立ちにくい装置なので、治療中の審美性が気になる方でも始めやすいのが特徴です。基本的に、健康な歯を削らずに治療が進められる点も大きなメリットです。

部分矯正のデメリット・リスク

部分矯正を検討する際には、以下のような注意点があります。

噛み合わせの改善には不向きな場合がある

数本の歯だけを動かす治療のため、全体的な噛み合わせのバランスを整えることは難しいケースがあります。見た目の改善はできても、機能面での限界があることもあります。

歯並びの状態によっては適応できないことがある

歯のねじれや重なりが大きい場合、部分矯正では十分な改善が難しく、全顎的な矯正が必要になることがあります。診断によって適応の可否を判断します。

歯と歯の間を削ってスペースを確保することがある

歯を並べるためのスペースが足りない場合、歯の側面をわずかに削る「ディスキング」という処置を行うことがあります。歯への負担は少ないですが、事前の説明が重要です。

全体矯正に比べて仕上がりが劣る可能性がある

部分的な治療では、歯列全体のバランスや美しさに限界があることもあります。特に口元の印象や噛み合わせまでこだわりたい方には、全顎的な矯正が適している場合があります。

部分矯正のデメリットとして、全体の噛み合わせは治せないことが挙げられます。全体的に歯並びが悪く、抜歯をして歯を大きく動かす必要があるケースも、部分矯正は向いていません。

口腔内の状態によっては、歯と歯の間を削って、歯を並べるスペースを作ることもあります。この際、削るのは歯の1番外側にあるエナメル質に限ります。歯を削る際、基本的に痛みは感じないため麻酔も行いません。痛みが不安な方もご安心ください。

また、部分的な矯正だと、どうしても全体矯正に比べて仕上がりが劣る可能性もございます。

当院の部分矯正の流れ

STEP 01

無料相談・カウンセリング

まずはカウンセリングにて、患者さまの歯並びに関するお悩みやご希望の矯正方法などをおうかがいします。
ご不安な点やご質問など、些細なことでもお気軽にご相談ください。

STEP 02

精密検査

患者さまの歯並びや噛み合わせなどのお口の状態や、骨格の状態により、どのような部分矯正の治療方法を選択するか、部分矯正が可能かどうかも含めて判断することになります。この際の判断材料となるのがレントゲン撮影や顎関節の状態検査、口腔内検査、口腔内写真撮影、お顔の撮影などの検査です。

STEP 03

治療計画の説明

検査結果をもとに、総合的に判断して最適な治療計画をご提案いたします。部分矯正の具体的な治療方法や治療期間、かかる費用などを丁寧にご説明いたします。
ご質問などがございましたら、お気軽にお尋ねください。

STEP 04

ブラッシング指導

部分矯正を行うと、矯正装置があるため通常よりも歯みがきが難しくなります。そのため、あらかじめブラッシング指導を行っています。また、矯正後も定期的なブラッシング指導を行っております。

STEP 05

矯正装置の装着・調整

部分矯正の矯正装置を装着して治療をする期間は約6〜8ヶ月になります。この期間は、1ヶ月に1回を目安にご来院いただき、患者さまの使用感をうかがいながら調整を行います。

STEP 06

保定

部分矯正の治療後は、整えた歯並びが元に戻るのを防ぐために保定処理を行う必要があります。この期間の来院頻度の目安は約3〜6ヶ月に1度です。

よくある質問

部分矯正は保険適用になる?

全体矯正と同様、審美性を重視した治療のため、基本的には保険適用外となります。ただ、厚生労働省の指定疾患に該当する場合は、保険適用となることがあります。詳しくは、当院でのカウンセリング時にお伝えいたします。

部分矯正にかかる期間はどのくらい?

こちらも状態によりますが、ワイヤー矯正だと約3ヶ月〜1年、マウスピース矯正だと約2ヶ月〜1年の期間がひとつの目安となります。全体だとワイヤー矯正が約1〜2年、マウスピース矯正が約数ヶ月〜1年かかるため、費用同様に治療期間も大きく抑えられることが分かります。

歯を削る場合はいつ削るの?

該当部分のデコボコが大きめの場合は、初期段階で歯を削ります。逆にデコボコが軽度の場合は、矯正中に削ります。歯を削るタイミングや削る量に関しては、患者様一人ひとり異なります。詳しくは診察時にお尋ねください。

歯を削ることに抵抗がある…

当院では、極力歯を削らずに部分治療を進めて参ります。ただ、状況によってはどうしても歯を削らなければならない場合があります。削る場合は、量を最小限にしてダメージを与えないように配慮を徹底いたします。また、削る部分は歯の表面のエナメル質のみです。削ることによって虫歯のリスクが高くなるといったこともないため、ご安心ください。

虫歯がある状態でも部分矯正はできる?

部分矯正・全体矯正に関わらず、虫歯や歯周病の治療が必要な場合は、矯正を始める前に治療をいたします。

部分矯正でも保定期間は必要?期間は?

部分矯正でも、全体矯正と同様に保定期間が存在します。保定期間は、一般的に矯正にかかった時間と同じくらいの時間を必要とします。

ワイヤー矯正だと約3ヶ月〜1年の間装置をつけるため、保定期間を合わせると約6ヶ月〜2年。マウスピース矯正だと約2ヶ月〜1年の間装置をつけるため、保定期間を合わせると約4ヶ月〜2年の治療期間が必要です。また、保定期間中の来院頻度の目安は、約3〜6ヶ月に1回です。

後戻りを防ぐにはどうしたら良い?

保定期間中、しっかりリテーナーをつけていただくことが最も重要です。リテーナーの装着時間は、約20時間以上が推奨されています。食事の時間と歯磨きの時間以外は、ほぼずっと装着します。1日つけなかっただけでも仕上がりに影響を及ぼす可能性があるため、要注意です。

リテーナーって何?

保定期間中に装着するリテーナーとは、マウスピースによく似た取り外し可能な装置のことです。常に清潔さを保つために、専用の洗浄剤なども当院で取り扱っております。詳しくは受付までお尋ねください。

部分矯正中の虫歯を防ぐには?

部分矯正中は、装置と歯の間に食べカスなどの汚れが蓄積しやすくなります。放置していると虫歯や歯周病の原因となるため、注意が必要です。歯科衛生士によるブラッシング指導を受けるほか、矯正用のデンタルフロスを使ってケアをするのもおすすめです。

子どもでも部分矯正は受けられる?

基本的に、18歳以上の方かつ部分矯正の適応があれば、治療を受けることが可能です。18歳以下の方ですと、顎の成長期が終わっていない可能性があるため、治療を受けられない可能性が高いです。