柏 なかよし矯正歯科・小児歯科 TEL:04-7199-9911

休診日

日曜・祝日

駐車場

15台完備

診療時間

月~金8:30~12:30/14:00~19:00
8:30~12:30/14:00~17:00

すきっ歯

すきっ歯とは?

歯は、通常、隙間なく整然と並んでいるのが正常な状態です。すきっ歯は、歯と歯の間に隙間がある状態のことをいいます。
すきっ歯は見た目が悪くなるという問題だけでなく、食べ物が詰まりやすいことでむし歯のリスクが高まったり、発音が悪くなったり、歯並びや噛み合わせなどさまざまな問題を引き起こします。

すきっ歯は、治療により改善することが可能です。すきっ歯の程度に応じて治療法は異なりますが、患者さまのお口の状態やご希望をおうかがいながら、丁寧に治療を進めていきます。

まずは、カウンセリングにて、お悩みやご不安な点などをご相談ください。

すきっ歯になる原因

遺伝的要因

すきっ歯は、遺伝的要因があるといわれています。
歯や顎のバランスが崩れ、余分なスペースができてしまうことがすきっ歯になる原因です。このすきっ歯に関連する歯や顎の大きさのバランスは遺伝することが多いのです。

先天性欠損

生まれつき歯がない、歯の先天性欠損の方も、全体の歯が少なく余分なスペースが生まれてしまうことから、すきっ歯になってしまいます。
歯の先天性欠損の原因はまだわからないことも多く、遺伝や突然変異、全身疾患の症状などが関係すると考えられています。

過剰歯による乱れ

全体の歯が少ない方だけでなく、歯が多い方もすきっ歯の原因となります。
歯が多くても歯並びが乱れるため、部分的にすきっ歯の箇所がでてくるのです。

上唇小帯が長い

上くちびるの裏側の中央から歯ぐきをつないでいる組織を上唇小帯といいます。この上唇小帯が長い方(上唇小帯付着異常)もすきっ歯となることがあります。上唇小帯が長いと、前歯の間に入り込み隙間ができてしまうためです。
通常、成長に合わせて上唇小帯はだんだんと短くなっていくのですが、前歯の間に入り込んだままの場合は、外科手術により上唇小帯を取り除かなければならない場合もあります。

舌癖によるもの

日常的に舌が正しい位置に置かれていないと、前歯がすきっ歯になる可能性が上がります。舌が間違った位置に置かれていると、無意識のうちに舌で前歯を押し出す形になってしまいます。舌癖はすきっ歯だけでなく、出っ歯などの症状ももたらしてしまいます。

保定期間中にリテーナー装着を怠ったことによるもの

歯科矯正を行っても、保定期間中にしっかりと装置をつけないと、すきっ歯になってしまう恐れがあります。矯正終了後は、歯が動きやすく不安定な状態です。綺麗に並んだ歯を固定するために、リテーナーと呼ばれるマウスピースに似た装置をつけていただきます。すきっ歯を防ぐためにも、医師が定めた期間中はしっかりとリテーナーを装着してください。

こんな方におすすめ


以下に当てはまる方は、すきっ歯の治療がおすすめです。

  • 歯並びが気になって自信が持てない
  • 発音がしづらく、コミュニケーションに支障をきたしている
  • 歯の隙間に食べ物がつまりやすい
  • 噛み合わせが悪いと感じている
  • すきっ歯の見た目が気になる

すきっ歯は、審美的な観点から見ても治療を推奨したい症状です。特に前歯に隙間があると、口を開いた際にかなり目立ってしまいます。口元にコンプレックスを感じると、上手く笑えなくなったり、自信を喪失したりと、精神的にも負担がかかります。

すきっ歯により歯並びが悪くなっている場合は、滑舌にも影響が出ます。コミュニケーションを取る際に、支障を感じている方も少なくありません。

また、歯間に隙間があると、食事の際に食べものが詰まりやすくなってしまいます。日々のブラッシングやデンタルフロスの難易度も上がり、上手くケアできないと歯垢が溜まります。歯垢を放置すると虫歯や歯周病の原因となるため、注意が必要です。

当院のすきっ歯治療の特徴


当院では、すきっ歯(空隙歯列)の治療に、以下の矯正方法を取り入れています。

  • セラミック矯正
  • 表側矯正
  • 裏側矯正

見た目の印象や噛み合わせの改善はもちろん、患者様のご希望やライフスタイルに合わせて、最適な治療法をご提案いたします。 それぞれの治療法について詳しくは、以下のページをご覧ください。

セラミック矯正 詳しくはこちら

表側矯正 詳しくはこちら

裏側矯正 詳しくはこちら

当院のすきっ歯治療の流れ

STEP 01

初診相談

まずは、カウンセリングで、患者さまのお悩みやご希望の治療方法などをおうかがいします。不安な点や疑問など、些細なことでもお気軽にご相談ください。
すきっ歯治療の治療の選択肢や、内容などもご説明させていただきます。

STEP 02

検査診断、費用のご提示

レントゲン撮影や口腔内の検査などを実施し、患者さまの歯並びの状態などを確認いたします。検査結果をもとに、患者さまのご希望をうかがいながら、治療計画を提案させていただきます。

STEP 03

治療開始~終了・定期検診へ

患者さまのお口の状態やご希望に合わせて、治療計画にもとづいた最適な治療を行います。
ダイレクトボンディングやセラミック治療、矯正治療など、どの治療方法を実施するかにより、治療にかかる期間や費用は異なります。
治療方針が決まりましたら、詳細にご説明させていただきます。ご不明な点等ございましたら、お気軽にお尋ねください。

治療後は、定期検診で経過観察やメンテナンスを実施します。

よくある質問

すきっ歯におすすめの治療方法は?

軽度のすきっ歯の場合は、マウスピース矯正(インビザライン)をおすすめしております。重度のすきっ歯の場合は、ワイヤーを使った全体矯正や部分矯正を推奨いたします。

すきっ歯治療は部分矯正でもできる?

全体の噛み合わせに問題が無い場合は、部分矯正が適応になります。部分矯正は、前歯などの気になる部分だけを矯正できるため、全体矯正に比べて費用も治療期間も抑えられるのが特徴です。部分矯正が適応になるか否かは、診察時にお伝えいたします。

すきっ歯治療の費用はどのくらいかかる?

どのような治療法を選ぶかによって異なります。参考例として、インビザラインの場合は全体矯正が約80〜100万。ワイヤーの表側矯正が約70〜100万。裏側矯正が約130〜150万です。詳しい費用は、診察時にお伝えいたします。

すきっ歯治療の期間はどのくらいかかる?

治療期間も、どのような治療法を選ぶかによって大きく異なります。参考例として、インビザラインの部分矯正が約2ヶ月〜1年、全体矯正が約1〜3年。表側矯正の部分矯正が約2ヶ月〜1年、全体矯正が約1〜3年。裏側矯正の部分矯正が約5ヶ月〜1年、全体矯正が約2〜3年です。こちらも詳しい費用と共に、診察時にお伝えいたします。

すきっ歯は放置しても良い?

見た目以外に支障が無いからと言って、すきっ歯を放置する患者様もいらっしゃいます。すきっ歯を放置すると、食べものが詰まって虫歯や歯周病になりやすくなったり、十分に咀嚼できないことによって胃腸へ負担がかかったりと、健康へ影響が出てしまいます。ぜひ放置せずに、治療へお越しいただければと存じます。

子どもでもすきっ歯の治療をすべき?

まだ永久歯に生え変わっていない段階では、様子見で大丈夫です。乳歯は永久歯よりも小さいサイズでできているため、乳歯のみの状態ですきっ歯になるのは、不思議なことではありません。その後、大きな永久歯が生えそろえば、歯間の隙間が埋まることが多いです。

すきっ歯の治療でも保定期間は必要?

すきっ歯を矯正治療によって治した場合は、保定期間が必要です。期間は、矯正にかかった時間と同じくらいが目安です。例えば、インビザラインで治療期間が約1年かかった場合は、同じく1年間の保定期間が必要です。トータルで約2年の治療期間となります。

ただ、保定期間に使用するリテーナーは、マウスピースに似た取り外し可能な装置です。大きく審美性が損なわれるわけではないため、ご安心ください。